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私萩焼屋の店長板垣が、萩焼にまつわるetce,,, 山口県に関するetce,,, 陶磁器についてのetce,,, 色々とこのブログを使って情報発信をしていきたいと思ってます。

 練込陶芸家、佐藤美佳さんにお会いしてきました。

練込陶芸家、佐藤美佳氏

 

「萩焼屋×カケル」

 

練込陶芸家、佐藤美佳さんにお会いしてきました。

今回訪問をした先は静岡県焼津市にある富士うさぎさん。
富士うさぎさんでワークショップと個展を開かれている中、オーナーと佐藤美佳さんにご了承をいただいてお邪魔をすることにしました。
あまり頻繁に通うことのできないような場所については、このように作品を見ることのできる機会をいただいて大変嬉しく思います。
富士うさぎさんはオーナーさんもとても穏やかな素敵な方で、内装も落ち着きのある雰囲気なのでゆっくりとアートワークを楽しめる空間です。
色々な企画展を開催されているので、お近くに立ち寄られた際はぜひ訪れてみてください。
おすすめのギャラリーさんです。
富士うさぎホームページ

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富士うさぎさん外観

 

 

佐藤美佳さんは練込磁器を作成されています。
通常練込は粘土を用いた、いわゆる「土物」と言われる作品が多いですが、佐藤美佳さんは普段の器の使い易さと、生み出したい色に合った素地への拘りから粘土質ではない磁器質の練込作品を作成されています。
そのため、佐藤美佳さんの作品は重量が軽く、作品によっては透光性があるという特徴があります。
こちらの「軽さ」については普段使いの器としての使い勝手、「透光性」についてはオブジェとしての陶磁器の美しさを表現できるなど女性ならではの感性が感じ取れます。
また、練込の最大の特徴である色味についても、佐藤美佳さんの作品は磁器質と混じり合うことでとても綺麗な発色をし、クリアな彩を表現しています。

 

この佐藤美佳さんならではの技法に辿り着くまでに10年の試行錯誤を重ねられたようで、最初の頃は作成の途中で作品が割れて形成ができなかったり、現在発表をされている大鉢についてもここまでの大きさの作品を作るまでに多くの苦労があったとのことでした。
今では東京の大手百貨店での個展開催や、ニューヨークのコンペティションでの受賞、海外でワークショップを行うなどワールドワイドに評価され活躍をする人気作家となられています。

そんな人気作家ではありますが、佐藤美佳さんご自身はとても朗らかで気さくにお話をしていただきました。

私の友人が経営をする湘南の和飲食堂から工房も近いようで、今度は美味しい料理を食べながらゆっくりと打ち合わせをしたいと思います。

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練込のお皿

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鉢やお茶碗

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人気のコーヒーカップや照明

 

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